青木 孝道 〈あおき たかみち〉

 

青木孝道様1 

   株式会社 日立製作所 研究開発グループ 研究員

   2005年:理学部物理学科卒業

   2007年:理学系研究科物理学専攻修士課程修了

   加速器科学(理化学研究所仁科加速器研究センター 旧 後藤研究室)





物理学科・専攻を選んだ理由

  高校のころから、数式で現象を表現できる物理学に魅力を感じていました。結局は単純に物理が好きだから物理学科に進んだのだと思います。

キャリア形成の際に物理学的考え方、手法などが役立った点


 現在は企業で粒子線がん治療装置用の加速器関連の研究開発をしています。加速器自体が物理学の発展とともに開発された機器ですので、私の業務と物理学との親和性は高いです。日々、特殊相対論とマクスウェル方程式を使って解析をしておりますし、理論や解析手法だけではなく、実機に触れる際も得られた出力から機器全体の動作を創造する際には物理的な思考が必須です。

学部・専攻在籍時の同級生同士や教員との交流の場について、思い出など

  加速器科学を専攻に取る学生は少なく、研究室の学生は私だけでした。とはいえ、理研の仁科センターではユーザーと加速器開発に携わる人の間に壁は無く、ちょくちょく懇談をしていた記憶が有ります。社会人になって10年以上ですが、いまでも学会等で当時の先生や知り合いの方とお会いすると加速器関連の話に花を咲かせます。

 
在校生に対するメッセージ


 進学や就職の際には、自分が携わって最も楽しめそうだという理由で進路を決めてきました。結果、それなりに学術的な意味も含めて楽しい人生を送れていると思います。自分の興味に従ってチャレンジすることも忘れず、研究や勉強に励んで下さい。また、メーカへの就職に興味あればご相談を受け付けております。連絡ください(連絡先は就職支援室にお問い合わせください)。

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