卒業生の進路
物理学科では、理学部の他学科と同様に研究職・開発職を志す学生が多く、学部修了後に大学院へ進学する学生が大半を占めることが特徴です。 そのため、卒業生の進路を考える際には、大学院までを含める必要があります。 大きく分けて2つの進路があり、1つは博士課程を修了して博士号を取得し、研究者への道を選ぶこと、もう1つは学部・大学院のどこかの時点で企業や公務員などに就職するというものです。 この2つの進路については、大学院まで含めると丁度同数程度となります。
企業や公務員への就職については、学部卒業の段階で数名、修士課程修了の段階で21名、 博士課程在学中や修了の段階で47名程度が就職しており、 就職先は、メーカー系(電気・精密・機械等)、IT関連、金融、シンクタンク、官公庁など多岐にわたり、それぞれ活躍しています。
また、研究職を目指す学生は、博士課程修了後、大学や研究機関の研究職や、国内外の研究機関におけるポスドク研究員としての進路を選ぶのが一般的です。常勤研究職への道は決して平坦ではありませんが、本学物理学科・物理学専攻はノーベル賞受賞者を含め世界の物理学研究で重要な役割を果たす数多くの人材を輩出しています。

物理学科を卒業した学生の進路は、過去8年分を例にとると、以下のようになります。