卒業生の進路

物理学科は理学部の他学科と同様に、研究者を目指して進学してくる学生が多く、大部分の学生が学部修了後大学院に進学しているのが大きな特徴です。 従って、卒業生の進路をみる場合には、大学院まで含めて考える必要があります。 大きく分けて2つの進路があり、1つは博士課程を修了して博士号を取得し、研究者への道を選ぶこと、もう1つは学部・大学院のどこかの時点で企業や公務員などに就職するというものです。 この2つの進路については、大学院まで含めると丁度同数程度となります。

企業や公務員への就職については、学部卒業の段階で数名、修士課程修了の段階で32名、 博士課程在学中や修了の段階で31名程度が就職しており、 就職先は、メーカー系(電気・精密・機械等)、IT関連、金融、シンクタンク、官公庁など多岐にわたり、それぞれ活躍しています。

また研究者を目指す学生達は、博士課程卒業後、大学や研究機関における 研究職、海外や国内の研究機関におけるポスドク研究員などが主な進路となります。 常勤研究職への道は決して平坦ではありませんが、東京大学は 日本の物理学研究で重要な役割を果たす数多くの人材を輩出しています。

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