長谷川 修司 教授 最終講義のお知らせ(3月3日)
コロキウム・談話会 2026/02/05
演 題: 表面と私
日 時: 2026年3月3日(火)13:30~15:00(開場13:00)
会 場: 小柴ホール(理学部1号館)
YouTube配信:*最終講義* 2026/3/3(火)13:30- 東京大学 長谷川修司 教授 『表面と私』
自由参加、登録不要になります。
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1983年に大学院で表面物理学の世界に足を踏み入れて以降、優秀な多数の大学院生たち、5名の助教、数名のポスドク・研究員たちとともに40年以上も研究してきました。1983年に突如現れた走査トンネル顕微鏡(1986年のノーベル賞)ブームの疾風怒濤の中、敢えてそれには飛びつかず、物質表面での電気伝導という「色物」の研究をはじめました。結晶表面に固有の電子バンドによる「表面状態伝導」の実在を示したことは一つの成果と自負しています。また、ここ20年弱、物性物理の世界を席巻しているトポロジカル絶縁体が登場し、我々がやってきた表面状態伝導が重要なトピックスになってきましたので、結晶表面にこだわって研究を続けてきました。講演前半では、その研究の道のりを紹介します。 私の専門分野の学会である日本表面科学会(後の日本表面真空学会)の委員・理事を20年以上努めてきました。紙版の無い英文電子ジャーナルや国際的な賞Heinrich Rohrer Medalの立ち上げに関われたことは誇りに思います。その後、日本物理学会での理事は数年だけでしたが、特に周年記念事業の立ち上げで寄与しました。また、中高校生対象の物理オリンピック・物理チャレンジの役員も2005年以来続けています。これらの「学外活動」によって、分野を超えてたくさんの人たちと知り合い、さまざまな「人生訓」を学びました。講演の後半でこれらを特に若手に向けて伝えたいと思います。研究とは、研究者とは、なんと人間的な営みなのかと。 |


