2026年度 後期 物理学教室コロキウム

コロキウム・談話会 2026/08/14

第162回 コロキウム 

【日 時】2026年11月6日(金)16:00~17:30
【講演者】竹内 繁樹 氏(京都大学大学院工学研究科)
【場 所】小柴ホール
【タイトル】超量子もつれの最前線 − 多光子のもつれ合った測定から、光量子センシングまで

 November 6, 16:00-17:30
 Department colloquium by Shigeki Takeuchi
(Graduate School of Engineering,Kyoto University)

 量子科学技術の鍵となるのが、「量子もつれ」の理解と制御です。本講演では、従来の枠組みを超えて、量子もつれの性質を制御・利用する「超量子もつれ」の最前線を、私たちが現在遂行している、JST-ERATOおよびQLEAPプロジェクトの最新の成果を中心に、ご紹介します。
 前半は、量子もつれ状態に対する射影測定である「もつれ合った測定(entangled measurement)について、最近私たちの実現した、多光子もつれ合い状態の一つであるW状態に対するもつれ合った測定の理論提案と実験[1]について紹介します。後半は、量子もつれを用いる事で、従来の光センシングの限界を打破する、光量子センシングの世界を取り上げます。可視光で赤外分光を行う超広帯域量子赤外分光(QIRS)[2]や、分散耐性をもつ高分解能量子光断層撮像(QOCT)[3]の最新の状況を報告します。

  1. Park, H. F. Hofmann, R. Okamoto, and S. Takeuchi, Entangled measurement for W states, Science Advances 11, eadx4180(2025).
  2. Tashima, Y. Mukai, M. Arahata, N. Oda, M. Hisamitsu, K. Tokuda, R. Okamoto, and S. Takeuchi, Ultra-broadband quantum infrared spectroscopy, Optica 11, 81-87 (2024).
  3. Hayama, B. Cao, R. Okamoto, S. Suezawa, M. Okano, and S. Takeuchi, Opt. Lett. 47, 4949 (2022).


 

第163回 コロキウム

【日 時】2026年11月20日(金)16:00~17:30
【講演者】北野 龍一郎 氏(京都大学基礎物理学研究所)
【場 所】小柴ホール
【タイトル】素粒子あれこれ

November 20, 16:00-17:30
 Department colloquium by Ryuichiro Kitano 
(Institute for Theoretical Physics, Kyoto University)

素粒子は最もちいさいなにかで、宇宙は最もおおきいなにかである。どちらについても、先人たちの理論・実験・観測における努力により驚くほど理解が進み、それぞれに「標準理論」と呼ばれるものが存在する。ただ、その成り立ちには謎が多く、特に宇宙の「標準理論」を素粒子の「標準理論」は説明できないという欠陥もある。本講演では、一体なにが謎で、今後どう理解を進めていくのか、素粒子屋の苦悩と楽しみについて、個人的な意見を交えつつ議論する。

 



第164回 コロキウム

【日 時】12月18日(金)16:00~17:30
【講演者】田仲 由喜夫 氏(名古屋大学大学院工学研究科)
【場 所】小柴ホール
【タイトル】超伝導接合における電流相関の理論

December 18, 16:00-17:30
 Department colloquium by Yukio Tanaka
(Nagoya University School of Engineering and Graduate School of Engineering)

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第165回 コロキウム 

【日 時】2027年1月8日(金)16:00~17:30
【講演者】村瀬 孔大 氏(東京大学大学院理学系研究科)
【場 所】小柴ホール
【タイトル】マルチメッセンジャーで拓く宇宙粒子物理学

January 8, 16:00-17:30
 Department colloquium by Kohta Murase 
(Department of Physics,The University of Tokyo)

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