雷放電からガンマ線と同時に中性子と陽電子を観測したことで光核反応の存在を確認

研究成果 2017/11/24

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京都大学の榎戸輝揚特定准教授と、馬場・中澤研究室の博士課程和田有希(理研JRA兼)、古田禄大、中澤知洋講師、元理化学研究所の湯浅孝行博士、日本原子力研究開発機構の土屋晴文研究副主幹、北海道大学の佐藤光輝講師らの研究グループは、雷放電からの高エネルギーガンマ線が、「光核反応」と呼ばれる原子核反応により、中性子と、陽電子を放出する13Nなどの放射性同位体を生み出していることを、世界で初めて観測的に突き止めました。
馬場・中澤研究室:
http://www-utheal.phys.s.u-tokyo.ac.jp/wordpress/2017/11/23/雷放電からガンマ線と同時に中性子と陽電子を観/

論文は11月23日(イギリス時間11月22日)に、英国の学術誌 Nature に掲載されます(http://dx.doi.org/10.1038/nature24630)。

 京都大学のプレスリリース:http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2017/171123_1.html
東京大学理学部のプレスリリース:http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/info/5649/

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