原子層超伝導体に振動外場を加えて負の抵抗が実現!
研究成果 2020/08/22

大阪大学大学院理学研究科物理学専攻大学院生の横井雅彦さん(当時博士後期課程3年)、荒川智紀助教、新見康洋准教授らの研究グループは、同研究科宇宙地球科学専攻の青山和司助教、東京大学の福山寛名誉教授(当時理学系研究科物理学専攻教授)、東京大学理学系研究科附属知の物理学研究センターおよび物理学専攻の小林研介教授と共同で、原子レベルに薄い超伝導体NbSe2微結晶に、表面弾性波と呼ばれるGHz帯域の振動外場を加えることで、超伝導状態にも関わらず、ゼロ電流近傍で抵抗が負になる現象を発見しました。
本研究成果は、米国科学誌「Science Advances」に、2020年8月22日(土)午前3時(日本時間)に公開されました。
詳細については、以下をご参照ください。
- 知の物理学研究センター:https://www.phys.s.u-tokyo.ac.jp/lp/ipi/
- 小林研究室:https://meso.phys.s.u-tokyo.ac.jp/
- 旧・福山研究室:http://kelvin.phys.s.u-tokyo.ac.jp/
- 論文URL:https://advances.sciencemag.org/content/6/34/eaba1377
- 理学系研究科 プレスリリース:https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/2020/6986/
- 大阪大学 プレスリリース:https://www.sci.osaka-u.ac.jp/ja/topics/8683/