物理学教室 談話会(5月29日)

コロキウム・談話会 2026/05/01

講  演 者:鈴木 義茂 氏
所  属:大阪工業大学工学部ナノ材料マイクロデバイス研究センター
タイトル:強磁性金属の電圧効果と省エネスピントロニクス
日  時:2026年05月29日(金) 17:00~18:30 
場  所:理学部1号館206号室

【要旨】

スピントロニクスはシリコンテクノロジーの物理限界の突破に寄与する新技術の一つとして期待されている.例えば,室温にある多結晶の中でも流れるスピン流は既にSTT-MRAMに利用されている.この講演ではさらに省エネルギーな素子を実現する可能性のある「磁化の電圧制御」の歴史と発展[1-3]についてまず述べる.ついで,究極の省エネルギーITを目指して行っている「磁気スキルミオンを用いた情報熱力学的スピントロニクスの研究」[4,5]について紹介する.

参考文献:
[1] T. Maruyama, Y. Suzuki et al., Nature Nano. 4, 158-161(2009).
[2] S. Miwa, Y. Suzuki et al., J. Phys. D, 52, 063001(2019).
[3] H. Nakayama, et al., Nature Mat. (2006).
https://doi.org/10.1038/s41563-026-02575-w
[4] Y. Jibiki, Y. Suzuki, et al., Appl. Phys. Lett., 117 (8), 082402(2020).
[5] H. Mori, Y. Suzuki, et al., Phys. Rev. Res., accepted.

 
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